Me2.0は自己啓発系な「これからの自分探し」というような内容ではない。
 
ワシには無理(笑)
 
そうではなく、めちゃくちゃロジカルに
 
「必要最低限な個人のあり方」だと考えている。
 
これからの(コロナちゃんといっしょ)商売で
 
規模の大小にかかわらず必要になってくるのは、
 
CX(顧客体験最大化)
 
 
DX(デジタル装備)
 
だ。
 
たとえばレストランでいうなら、
 
決済はキャッシュレス(クレジットカード、交通系IC、PayPayなど)
 
対応が必須であり
 
「すみませーん、うち現金だけなんすよ」
 
と言われたらなんかムッとくる(昨日の実話)。
 
なぜムッとくるかというと
 
「この環境で、しかも飲食で、
 
お互いお金という物体を触ることへの
 
衛生観念が欠如してるんじゃないか」
 
 
「ちゃんと税申告しないんじゃないかこの売上」
 
と思ってしまうからである。
 
顧客体験的にマイナスだ。
 
家を建てようと検討していて、資料請求したら
 
「是非一度ご説明にあがらせてください」
 
と営業マンがしつこく電話してきたらその会社は検討先から外すよね?
 
「いえ、とりあえず資料だけでいいです。
 
紙じゃなくPDFで構いませんので電送してください」
 
「あ。紙しかないんです。
 
詳しくご説明したいので是非お伺いさせてください。
 
今日近くまで参りますので」
 
この環境で誰か知らない人を家にあげたくない。
 
このようにCXとDXはつながってる。
 
また、デジタルは
 
「個人」と「組織を超えた個人のつながり」
 
を前面に出す。
 
タテ組織図を壊す。会社の壁を壊す。
 
ここでカチッとした企業社員は決定的に不利になる。
 
なぜなら月曜日から金曜日しか社内ネットを見ないし、
 
SNSはやらないと固く決意しているからである。
 
要するに不勉強なのだ。
 
そのくせ社内の「壁の中」には圧倒的に詳しいが、
 
その情報はDXによって無価値になる。
 
「組織を超えた個人のつながり」は学校の同窓ネットワークくらいしかない。
 
Me2.0になると、「所属」という概念が消える。
 
「私はノーズワイヤー社に勤務しています」とか
 
「立体プリーツ部の係長です」とか
 
は無意味になる
 
(目の前にマスクのパッケージがあって、
 
なのでこんな社名、部署名になった)。
 
ところが自分の存在価値が「所属」しかない人が多い。
 
学校の同窓ネットワークも「所属」だ。
 
勤務地も「所属」。会社に決めてもらっている。
 
それより、Me2.0な社会では
 
「オモロイやつ」「楽しいやつ」「オモロイ会社」「楽しい会社」
 
が成果を出す。
 
ということで、コロナちゃんといっしょな社会で
 
楽しく仕事したりするためにはMe2.0がとても大事だというお話です。
 
水や空気みたいに。
 
 

シェラトン・ワイキキのルームキーはリストバンドになっていて、プールや海にもつけたまま入れる。そしてこれでショップ、レストランなどの決済全部オッケー。DXがCXを高めてくれた事例です