ぼくが好きなジョブズの言葉に

「自分の時計で動け」

というのがある。

解釈はいろいろだろうが、ぼくは

「業界のヨコを見たりせず、マイウェイを行け」

ととらえている。いかにもアップルらしいやん。

ところが、ここのところ、アップルは

「他人の時計に合わせようとしている」

気がしてならない。株価低迷も、それが反映されているのだろう。

タブレットを小さくしてみたりさ。

でも、アップルの強みは

「生まれて初めての体験」

「見たことのないカッコいいデザイン」

「夢みたいな使い勝手の良さ」

だ。

だから、

「アップルが家をデザインしたんだって」

「アップルデザインの新車が出るらしいよ」

といううわさが出たら、人々は殺到する(仮定の話ね)。

「アップルデザインのベビーカー」

なんていうのも、売り切れ間違いないね。

ぼくならギフトに使うね。

アップル、自分の時計に戻してほしい。

とはいえ、ぼくはプロフェッショナルな仕事人として、

アップルだけに操を立ててはいないんだけどね(笑)。

仕事上必要だから、ウィンドウズマシンも持ってるし、

表計算ソフトはエクセルを使っている。

ブランドの面白さと怖さ、こんなところにあるよね?

つまり、ブランドサイドは自分しか見えないけど、

顧客は「いいとこ取り」という厳然たる事実。

だからやっぱり、

自分の時計で動く

必要があるんだよね。

神戸のバーで出会った昔のティファール広告(本文とは無関係です(笑))

神戸のバーで出会った昔のティファール広告(本文とは無関係です(笑))