資本主義は世界のJOY+WOW+LOVE and FUN総量を増やさなかった。
 
資本主義を言い換えれば「システム第一」だ。
 
特にアメリカから輸入された経営理論は
 
どれも息苦しくするものばっかりだった。
 
360度評価で幸せになった人を見たことがない。
 
「マネジメント」が人を萎縮させ、
 
上と内ばかり見る視点の矮小化を生んだ。
 
また、ネット利用も、商売で一番大事な
 
「顧客のこころとの感情的絆づくり」
 
を無くす方向に進んだ。
 
これが最たるものが旅館・ホテル業だ。
 
『たった1人』本p.24-25で書いている。
 
(ここから)
ホテルも革命によって、そのビジネスモデルが
 
足元から揺さぶられている。
 
「予約」という肝心要の顧客とのタッチポイントを
 
「じゃらん」や「一休.com」などのネットサービスに
 
頼るようになったがゆえに、ブランドの危機を迎えている
 
ホテルブランドが多数ある。
 
「楽なほう」を選んだつもりが、
 
自分の財布を他人に預けたようなもので、
 
決定的に自分の首をしめている。
 
予約をする際の顧客とのやりとりこそが、
 
本書で語る新しいマーケティングで最も重要な
 
「顧客のこころとの感情的絆づくり」の出発点なのに。
 
その一番「おいしい」部分を他人にまかせてしまっては、
 
ブランドづくりはできない。
(ここまで)
 
これを書いたのが2012年だから
 
いかに吾輩が天才かがわかろうというものだ(笑)
 
さて、「インバウンドがない、
 
インバウンドがおらんようになってあかん」
 
と騒がしいが、調べてみたら2019年のインバウンドは3000万人だ。
 
対して日本人の国内旅行者は3億人いる。
 
つまりインバウンドの10倍いるのである。
 
コロナが一段落し始め、
 
「さて、気分転換に国内旅行でもしようか」となったとき、
 
「あの女将さんに会いたい」
 
「あの接客サービスをまた体験したい」
 
という動機で自分の旅館・ホテルが予約電話して
 
もらえる先になっているかどうか。
 
この時大事なのは電話である。声だ。
 
オレはリーガロイヤルホテルが好きで、
 
よく泳ぎに行ってた。
 
今月末、ようやく行ってみようかという気になった。
 
やっぱり電話した。
 
電話に出てくれたのは馴染みのホテルマン。
 
これですよ。
 
名古屋出張の常宿は名古屋観光ホテルだ。
 
あそこも、「人」がいるから行ってる。
 
いまこそ、マーケティングに限らず、
 
すべての活動に「個人」が前面に出る時代だと思う。
 
だからこそ、発信が大事なんだけど、
 
SNSはもはや視聴率が下がってる。
 
では何で発信するのか。
 
答えは週末のMe2.0セミナーで議論しましょう。
 
 
 
宣伝です。すまん!
 
写真はMe2.0スライドから。