昨日嬉しい言葉をもらった。20年近い知人(阪本塾初期メンバー)から。
 
「有事に強い」阪本さん、って思います。
 
阪本さんの本は、時代の変化が大きいときにすっごく指針になる。
 
で、なぜぼくの本や考え方が変化の大きい時に指針になるかというと
 
抽象的&本質だから。
 
「自分は何の商売をやっているのか」という問いには、
 
たいていは「アイスクリームを製造販売しています」とか
 
「クリーニング屋をやっています」
 
という風に商品(製品・サービス)で答える。
 
そうではなく、
 
「アイスクリームの提供している価値は何ですか?」
 
「いまのクリーニングに求められるのは汚れた衣類を洗うことですか?」
 
と問いを重ねていく。
 
具体(商品)から抽象(哲学・世界観)へと上昇させていくのだ。
 
すると「仕事中のブレイクタイムを楽しく」
 
とか
 
「ファッションコーディネートをメンテナンスする」
 
とかいう価値にゆきつく。
 
その価値こそがブランドの「とんがり」になるのだ。
 
組織の血流にデジタルが混ざるようになって、
 
かつ、環境がビジネスサーフィン、
 
前提のコロコロ変わるものになったら
 
リーダーシップのあり方も変わらざるを得ない。
 
かつての上意下達ではなく、
 
各自が自走飛行するリーダーシッププレーンが理想
 
・・・と書いたのが2004年。
 
早すぎたんだけど(笑)
 
ぼくはアイスクリーム屋さんの現場は知らない。
 
まして美味しいアイスクリームは作れない。
 
作れないけど、抽象化はできる。
 
「アイスクリームも作れないくせに、エラそうに言うな」
 
という話は筋が違っていて、
 
アイスクリームを作れるかどうか(具体)と
 
とんがったアイスクリームブランドを創ること(抽象)とは
 
次元が違う話なのだ。
 
具体と抽象が混ざっている。
 
これはクライアントでもよくある話で、
 
だからぼくはコンサルティングでよくやるのが
 
具体と抽象の往復作業による問題の洗い出しだ。
 
で、ふと昨日気づいたのだが、この一年、まともに新聞読んでない・・・
 
いや。一年どころか、ここ数年、読んでない。
 
発信に忙しくて受信してる時間がないのだ。
 
読んでないけど、発信には困ってない。
 
要らんのとちゃうか。
 
特に新型コロナになってから、
 
耳に入ってくるマスメディアの情報はレベルの低いものばかりだ。
 
そこで、日経シリーズ(日経本体、日経ビジネス、日経なんちゃら)と
 
朝日新聞デジタルを解約した。
 
NewsPicksはあの独特の「臭み」がいやでとうに辞めてるし。
 
何しろ日本「経済」新聞だからね。
 
地球全体で経済を脱ぎ捨てようというステージに来ているのに、
 
「経済新聞」はないだろう。
 
日経からは本も出してもらっているけど、それとこれとは別だ。
 
ということで、新聞を読むのをやめて、
 
何が変わるのか、何が変わらないのか、
 
実証実験してみましょう。
 
とにかくJOYWOWの強みは「人と違う発想」にある。
 
「人と同じ」新聞を読んでも仕方ないのだ。これでいいのだ。
 
さて、今日はJOYWOWヴォイス新作公開日です。
 
テーマは「対(つい)」
 
10時公開お楽しみにー!