会社での私
 
家庭での私
 
学校同窓生での私
 
・・・など、人は複数の「私」を使い分けている。
 
都度、ペルソナ(仮面)をかぶって。
 
SNSでの私というのもある。
 
会社員時代、パソコン通信内マーケティングフォーラムでは
 
「Surfrider」というハンドルネームでエッセイを連載し、
 
毒舌キャラでストリートファイトしてた。
 
独立し、さすがに本名を売らんといかんと思い、
 
「Surfrider」は卒業したのだが、
 
いまとなってはそのままでも良かったのかもしらん。
 
人が組織で居心地悪く思ったりメンタルやってしまうのは、
 
組織内でのペルソナをかぶり続けるのがしんどくなるから。
 
会社員の晩年、オレのペルソナは「一周遅れ」だった。
 
こんなことがあった。
 
年に一回、取引先社長たちを招いて金曜日会議し、
 
翌日ゴルフするオーナー会議というのがあった。
 
いまでも覚えている。滋賀県の瀬田カントリークラブ。
 
オレは一周遅れだからゴルフのできる「エライさん」ではない。
 
だからコースには出ることができず、
 
最終ホールグリーン脇で上がってくる社長たちから
 
スコアカードを受け取る役割。
 
やがてオレより出世の早い同期があがってきた。
 
仲良くて、新人研修も同じ、お互いの結婚式にも出てる。
 
彼にもにこやかに「おつかれさまでした!」と笑顔を向け、
 
スコアカードを受け取る。
 
胸がざらつかなかったといえばウソになる。
 
ざらついたよ。
 
でも、最後は平気だった。
 
平気だったのは、
 
もう1つのペルソナ「Surfrider」のおかげだった。
 
翻訳した『パーミションマーケティング』がベストセラーになり、
 
一躍「時の人」になっていたのだ。
 
しかしそれは別のワールドでの話。
 
パソコン通信から始まったネットの世界だ。
 
今目の前にいる人たちはまったく知らない。
 
あのときは、もう1つのペルソナで救われた。
 
花田菜々子
 
 
その人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』(河出書房新社)
 
を読みながら、
 
出会い系サイトって、ペルソナの対外試合みたいなものだなあと思った。
 
花田さんは、会社でのペルソナを脱ぎ、
 
新たな自分のペルソナを探究しつつ、形成していく。
 
まだ最後まで読めてないからこの後どうなるかわからないのだけど、
 
出会い系サイトの面白さはそのまま、
 
人間の持っているペルソナの多様性の面白さなんだと思った。
 
店にもペルソナがあって、
 
通勤途上にあるコンビニのことをオレは「体育館裏」と呼んでる。
 
このご時世にもかかわらず、店外に灰皿と椅子を置いており、
 
タバコ場になってるのだ。
 
近寄るにつれ周囲広範囲にタバコのにおいがたちこめる。
 
店内も、いまはドアを開放しているのでタバコのにおいで満ちてる。
 
オレはこのコンビニチェーンが出しているオリジナル商品を愛好していて、
 
特に強炭酸のファンなのだが、買いに行けない。
 
タバコ場を設置しているのは明らかに集客が目的だろうが、
 
「体育館裏」ペルソナになってしまっていることをオーナーは気づいてない。
 
客、失ってると思う。だってタバコ場から店内に買いに行くひと、見たことないもん。
 
 
「ペルソナ」についてもお話しする予定です。
 
声の雑誌、阪本が直接あなたに語りかけます。
 
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