学校へなかなか行けないよね。
 
勉強が遅れる・・・
 
と心配しているお子さんや親御さんがいらっしゃると思うけど、
 
大丈夫やで。
 
いまの学校教育は
 
定型的な業務をそつなくこなす
 
ための人材育成をビジョンにデザインされている。
 
これまではその結果、東大を頂点とした学歴が出来た。
 
企業は卒業大学でその人の能力を担保し、採用した。
 
テレビのクイズ東大王に出てる子どもたちがその「頂点」なわけだ。
 
しかし、番組(ついつい見てしまうんやけどね(笑))の問題って、
 
どれも
 
「AI(人工知能)で済む話やん」。
 
医学部って難しい。
 
その難関突破した医師に何が欠けているかというと
 
人間力と知恵だ。
 
患者の症状を自分の知識のパターンにはめようとする。
 
ジグソーパズルがはまらないと、
 
「検査しましょう」
 
となる。
 
大病院に行くと検査漬けになるのはこれが理由である。
 
お勉強秀才の答え探し
 
につきあわされるのだ。
 
そうやって著名大学を卒業して、大企業に入ったとする。
 
しかし、AC(アフターコロナ)では価値観がごっそり変わる。
 
たとえば、大企業の新規顧客とのタッチポイントは
 
これまではテレビコマーシャルとかのマス・コミュニケーションが
 
青息吐息とはいえ、まだ生き残ってた。
 
民放テレビ局ビジネスモデルはこれで「末期とはいえ」もってた。
 
しかし、地球規模で経済が縮小するから、
 
効果測定があいまいなテレビコマーシャルは打ち切りになる。
 
そんな余裕はない。
 
そして、定年が法的にはどんどん伸びるものの、
 
40歳を超えるとあからさまに嫌な顔をされるようになる。
 
「固定費の高い人はいてほしくない」
 
のだ。
 
定型的業務をそつなくこなすのはAIやロボットでやってしまう。
 
するとAIに置換される知識しか持ち合わせてない人は会社の外に
 
放り出されたら、自分で外の風に当たりながら生きていく知恵がない。
 
そう、これから大事なのは
 
知識だけではなく
 
知恵と
 
人間的魅力
 
だ。
 
知識✕知恵✕人間的魅力
 
こそが、子どもが身につけなければならないもの。
 
いま、個人や中小企業、小さなお店は
 
「制約条件」の中で次の一手をどうするか練ってる。
 
制約条件とは、これまで当たり前だったことがなくなること。
 
たとえば、
 
「来店を前提としている飲食店なのに、来店がなくなる」
 
みたいな。
 
東大頂点の「学歴さん」たちは「制約条件が静的に同じ」場合は強いが、
 
動的に揺さぶられる環境では手も足も出ない。
 
なぜなら知恵が足りないから。
 
学校に行かなくてもいいのだ。
 
行かずに、「制約条件の中でどうするか考える知恵」と、
 
「人に優しくできる、人から好かれる」人間的魅力を磨けば、
 
ACの時代、やっていける。
 
学校のテストで40点?
 
褒めてあげよう。
 
100-40=60点分、知恵があるとみなしてあげるのだ。
 
0点?
 
家族全員でお祝いしよう。
 
100-0=100点も知恵を持ち合わせているのだから。