1992年1月5日、大阪は本町、

記憶では御堂筋線「本町」駅構内にあった書店で

買った『マーケティングの革新』。

T.レヴィット・ハーバードビジネススクール教授の

論文を集めたものだ。

(当時は地下鉄構内書店でも、このような

ちゃんとした本を販売していたんだね!)

どの論文もすごかったが、

特に、『マーケティング近視眼』に衝撃を受けた。

本の奥付を見ると、どうもその日、つらいことが

あったようだ。

「ぼくは寂しいことが起こるといつも

マーケティングの本を買う」

と英語で書いている。

まだこのときは広島に勤務していた頃で、

サラリーマンとしてつらい体験するのは

このあと大阪へ転勤してからが本番なのだが(笑)。

ただ、読み進めるうちに、

ちょうど『アナと雪の女王』

挿入歌でエルサがすべてふっきって

自由を謳歌する歌

「ありのままで」(→クリック!)

というこの心情そのものの

ように「ふっきれた」。

Let it go

Let it go…

という気分になった(もちろん、当時この曲はないが)。

マーケティング的ものの見方・考え方

が自分を開放してくれる、

そんな気分になった。

以来、この本はぼくのバイブルとなり、22年の間、

読みつづけている。

マーケティング近視眼の原文『Marketing Myopia』は

ハーバードビジネスレビューからリプリントを購入し、

これも何度読み返したことか。

「気づく力」は本質を見抜く力。

論文内で、アメリカの鉄道事業の衰退原因を、

「自社のビジネスを鉄道を走らせる事業と定義して、

『人の輸送』としなかったから」

としている。

この発想法がぼくの「気づく力」の基礎となっている。

このように、マーケティング的ものの見方・考え方

を存分に味わうことのできる論文

『マーケティング近視眼』をテキストにして

講義してみたら、きっとビジネスだけではなく、

人生を渡るのにも役立つのではないか。

そう思った。

そこで、急遽、横浜でマーケティング講義をすることに決めました。

JWマーケティング講義 〜 T.レヴィット『マーケティング近視眼』を読む

世界を変えたT.レヴィット ハーバード・ビジネススクール教授の

記念碑的論文『マーケティング近視眼』を阪本が解説しながら、

マーケティング的ものの見方・考え方を講義します。

【内容】
『Marketing Myopia』(Harvard Business Review 1960所収論文)

英語原文と阪本の概要翻訳をテキストにしながら進めます。

・事業衰退の原因は経営の失敗にある
・経営の想像力不足
・だれも逃れられない陳腐化の影
・Appleすら、陳腐化が始まっている
・大阪ガスは自社をエネルギービジネスと再定義した
・コンビニの再定義
・成長産業など存在しない
・高齢化どころか人口が減少していく
・すべての製品に代替品が生まれる
・販売とマーケティングは違う
・市場調査とマーケティングとは違う
・T型フォードの低価格はマーケティングの結果生まれた
・有形財/無形財 いずれも無形財で勝負が決まる
・気づく力をつける
・企業ではなく、顧客が決める

【開催日と時間】5月28日19時-21時 (2時間)

【開催場所】JOYWOW横浜オフィス(横浜市中区山手)
みなとみらい線「元町中華街」駅下車すぐ
*参加者には詳細はアクセスをお知らせします

【募集人数】4名様限定

【参加費用】21,000円(英語を含むオリジナルテキスト、税込み)

【応募方法】JOYWOW事務局まで(→クリック!)