「100万円貯金するなら、そのお金で一緒に100万円稼ぐ仕事の親友を作れ!」

とは田中靖浩さんの名言だ。

独立した年、ある仕事を通じて田中靖浩さんと出会った。

当時はニューヨークから日本へ「出張」していたので、

ホテル暮らしである。そのホテルに、「近くまで来ましたので・・・」

というメッセージとともに寄せてくれたのが、

『実学入門 経営がみえる会計』初版本だ。

戴いた初版本奥付のメモ。2000年12月19日になっている

どっちの本も、必読!

どっちの本も、必読!

「近くまで」来るはずないじゃん!(笑)

ホテルまでわざわざ来て下さったのだし、にもかかわらず、声もかけずに

預けていく、という配慮。

これには参った! 男気のある、男が惚れる男。

駆け出しひよこの独立自営業者として、会計に

詳しくなかったので、この本がとっても役立つ教科書になった。

以来、改訂されるたびに買って、あらためて勉強することを繰り返してきた。

だから手元には各版が全部ある。4版を、田中さんご自身から戴けるとは

光栄だし、とても嬉しい。

この本で、投資とリターンの原則を徹底的に学んだ。

この考えは、コンサルティングでも役立っている。

特にブランド資産について考えるときに。

数字を作る簿記ではなく、数字を読む、数字を活かすために、

この本は基礎の中の基礎、何度読んでも役に立つ。

その初版本(1999年)から10年以上、改訂に継ぐ改訂で広く愛され、

読まれ、「会計ならこの本!」というデファクトスタンダード本に

なっているのは頷ける。

時代は中小企業と個人だ。

キャッシュフロー経営を実践するためにも全員、必読です、この本は。

何がいいかというと、英語で会計のことを「マメを数える accounting」という表現が

あるように、「手持ちのマメの数を数え、整える」会計ではないから。

マメ=お金=つまり価値そのものを生み出すための会計について学べるから。

これこそ、経営だ。

田中さんと共著の企画が決まった。これ以上の幸せはない!

一緒に稼ぎましょう、田中さん。

「一緒に100万円稼ぐ仕事の親友」はありがたい!

「一緒に100万円稼ぐ仕事の親友」はありがたい!