さて、今回の台湾旅行は、瓢簞から駒で決まった。

旭化成の昭和56(1981)年入社の建材配属組で時々同期会をやっている

のだが、2月にやった時、どういう経緯だったか忘れたが

「台湾に行こう!」と盛り上がった。

酒井さん(同期なので酒井『君』でいいのだが、ならわしで『さん』

付けで呼ぶ)は昔から中国好きで、酔うと中国人になるクセがあった。

台湾にも詳しいという。

グッチこと川口君はパプアニューギニアに惹かれ、著書も3冊出し(→クリック!)、

いまこの前もらった個人の名刺を見たら何と「日本・パプアニューギニア協会理事」

「フレンズ・オブ・PNG会員」「日本旅行作家協会会員」となっている!

旭化成建材の名刺は「海外事業室室長」となっている。

つまり、「ハードコアな海外は大好物」な人なのである。

この三人が盛り上がり、他にも同志を募ったが誰も手を挙げないので、

三人で来た。

酒井さんは独身。茨城の良家の息子で山やら畑やら田んぼを持ってる。

ただ、実家のご両親は今回の震災で大変な目に(いまも)遭っておられる。

羽田空港の海外は今回初めて利用したが、動線がとても良くデザインされていて、

気に入った。早く着いたので、書店で立ち読みし、さて、と歩いていたら

グッチのことが浮かんだ。どうしてだろうと前を見たら、通路にしゃがみこんで

大きなおおきなスーツケースに腹巻きをしようと苦労しているグッチに似た

人がいたがやはりグッチやった。

で、その後すすーーーっとみんなが乗るJALの搭乗口付近に行くと台湾の儲かって

仕方ない実業家風の酒井さんが座っていて、

これがまあ、わかりやすい。テキトーな待ち合わせでも、確実に会える。

グッチのJALカードのマイレージポイントを利用してラウンジに行った。

そこで朝食兼旅の開始式。

朝からビールで乾杯である。

JALラウンジにて

JALラウンジにて

そこでわかったことは、酒井さんは台湾20年ぶりという!

20年って・・・台湾が一番発展した時期やん!

全然違う国になってるかもやん!

しかも言葉、自分は中国本土の、しかも「高級な人たち」の言葉だから通じないかも

しれないという。話、違うやん!

グッチも台湾初めてだし、ぼくもそう。この話では酒井さんも「初めて」の分類に入ってもらって

いいかも。

ということで、出発したのでした。

長くなるけど、続けると、

いきなり台北に着いたところから話すね。

101という、めちゃくちゃ高いタワーがある。

そこに入るのにも行列で、すごいんだこれが。

ぼくたちの前に団体さんみたいな人たちがいて、ぼくがガイドさんみたいな女性に「社員旅行

ですか?」と英語で聞くと、カンファレンスだという。なるほど、たしかに色んな国の人たち

が混じっている。酒井さん、このガイドさんが気に入ったらしく、さかんにアタック。

Mr.Sakai attacks!

Mr.Sakai attacks!

メールアドレスを交換できたらしいのだが、それから気になって仕方ない。

「メール来るかな? 来るかな?」

ぼくたちは「いま、カンファレンスの仕事しているから忙しいって。メールが来るとしたら

一段落した月曜やって」となだめるのに苦労した。

グッチは九扮に行った時、「グッチらしさ」がMAXになった。

彼は「ヘンなところ」が大好物で、だから、変わった食べ物には目がない。

ぼくもご相伴に預かったのが、これ。

謎の食べ物 どうやって食べる?

謎の食べ物 どうやって食べる?

肉をプルプルのゼリーみたいなもので包んだ食べ物。ゼリーの芯に肉と味噌が入っている。

さっきのがこんな風に調理されました

さっきのがこんな風に調理されました

食べるグッチ「これ、ええわ。うまいわ」

食べるグッチ「これ、ええわ。うまいわ」

このおかーさんが調理してくれます

このおかーさんが調理してくれます

パクチーが添えられ、秘伝のスープ(秘伝かどうかわからないけど)

かかっていておいしかったよ。

今年で知り合って30年の、こんな二人と一緒の、楽しい旅でした。

次はイエローストーンか? それともアイスランドだっけ? とにかく次どこに

行くかもさんざん話したが、脈絡がない行き先なので、忘れちゃった。

とにかく、また、行きましょう。酒井さん、グッチ。