『共感企業』(2010年→)
で書いたエコシステムが現実化しつつある。
そもそもMAIDO-internationalはそれを形にしようと考えて始めたものだ。

MAIDOのビジョンは

「大阪をシリコンバレーに!」

具体的には、企業や個人が、所属する
組織の壁を超え、個と個がつながりあって、新しい価値を創造する。
組織の壁は液状化し、「あるけれど限りなく “ない” もの」になる。
法人として、法律の下、経営されなければならないから、一つの実体としての組織はある。
確実に。
しかし、現実は組織メンバーが個人として他の組織の個人とつながり、協業する。

これが

「あるけれど限りなく “ない” もの」

という表現になる。

2011年11月に始めたMAIDO、現在12期を迎え、卒業生は200名になった。
MAIDOエコシステムになっている。
中には、ネコリパブリック・エコシステムがあったり、ひより保育園エコシステムがあったり、
さまざまなエコシステムがゆるく重なり合っている。
MAIDOの「外」にあるMISO POTAエコシステムともゆるーく重なる。
さらに、JOYWOW独自のエコシステムとも、
ゆかりスクール(名古屋、横浜)のエコシステムとも、
昨年から始まったJOYWOW沖縄起業塾のエコシステムとも重なっている。

ぼくが直接関わっているプロジェクトもあれば、まったく関与していないものもある。
それが当然であり、エコシステムにははっきりとした中心がない。

つまり、たとえば、楕円の数学的定義が

2定点(焦点)からの距離の和が一定であるような点の軌跡

というように規定できない。

定点がないのだから。

では、そのエコシステムで最も重要なものは何か。

共感だ。

アタマの賢さとかどこか有名な企業に勤めているとかではない。

その人の言っていること、あり方に共感できるかどうか。

それだけ。

ここで商売が原点に戻ったと思う。

お客さんの定義が本来の姿に戻ったと思うんだ。

どういうことかというと、

製品・サービスを自分の持っているお金で買ってくれる人は必ずしもお客さんではない

ということ。

あなたがインディーズバンドをやっているとする。
CDを作った。

「あ。CD作ったんだ。よし、20枚まとめて買うよ」

20枚のCDと現金が交換される。
これであなたは嬉しいだろうか。

バンドの音楽が好きでたまらないとか、
世界観に共感したからとか、
それが買ってくれる理由でなければ、
けして嬉しくないはずだ。

売れりゃあいいってもんじゃねーや。
そんなの客じゃねー。

こう思わなきゃ。

つまり、バンドを始めて、売れようと思うなら、バンドのエコシステムをつくる。
それが最優先だ。
やりかたは100万通りある。

わかりやすくいうと

応援してくれる仲間を増やす。

お客さんじゃないんだよね。

仲間。

自分たちに似合うやりかた、それを見つけよう。
お金? お金ないなら、ないなりに考えるのが
楽しみでしょ?
いい想い出になるよ。

さて、JOYWOWエコシステムの夏恒例行事。
JOYWOW沖縄パーティは
6/25日曜日、海の見えるレストランで。
テーマは「アフリカ」(笑)
身体の躍動を思いっきり感じて、楽しみましょう。

翌日6/26は海辺のバーベキューをやります。
こちらも、ビーチでぼくが公開インタビューに応じていたり、
なかなか出会えないシーンがあると思います。

Shall we JOYWOW?
仲間に入りませんか?

詳細はここにあります(→)

2016年パーティのワンシーン

2016年パーティのワンシーン