予告しちゃいます。

明日朝10時、倉敷帆布のバイストンのECショップがリニューアルオープン!

まだ準備中だけどサイトはここ(→クリック!)

先着のお客様向けのリニューアル記念企画もあるみたいなので、

これは明日朝10時に是非とも、サイトいかなきゃ、です!

この日記の読者特典で、先に予告しちゃいます。

Surfin’でも明日朝10時に告知しますので、よろしくお願いします。

で、ここ(→クリック!)でも案内した、8月5日、6日の倉敷ツアー

の募集も新サイトで開始します。限定20名様なので、こちらも

お早目にです。既にお申込みをいただいているので・・・。

そのツアー内でお話をいただく古民家再生の楢村徹先生の

著書『倉敷からの発信』(秋山書店)が面白い。抜群に面白い。

先生が復興した倉敷緞通の色合いによるブックデザイン

先生が復興した倉敷緞通(だんつう)の色合いによるブックデザイン

「『まちづくり』という言葉に私は何故か拒否反応を覚える。・・・

(中略)・・・建築家が加わるとき、たいていの場合が『気のいい

近所の叔父さん』になってしまう例も多い。何故かと言うと、最初から

ボランティアが前提になっているのである。・・・」(p.148)

倉敷のまちづくりに大いに関わっておられる楢村先生の言葉

だからとても斬新だ。

このあと、ある県で基調講演を依頼され、パネルディスカッションの

中でまちづくりについて「死んでもしたくない」と言って何百人も

いた会場がしらけてしまったという。面白い!

ここから先、楢村先生のほんとうの意図が書かれていく。同書から引用。

太字は阪本。

「私のところへもよく商工関係の人などがまちづくりの相談に来る。

たいていの場合はイメージを絵に描いて欲しいということが多い。それを

持って市長の所へ行き説得をするというのである。『私達は霞を食べて

生きているのではありませんよ。もし依頼したいなら予算を付けてから持って

きて下さい』と言ってしまうと、それ限りである。それに付き合っていたら、『ダメ

でした。また次の計画の時はお願いします』と菓子折りを持ってきておしまい

である。それでも中には仲間と相談してその有志で自腹を切り、少ないながら

予算を付けて再度依頼にくることもある。そうなれば予算には関係なく作業を

おこない、成果物を提出することに異論はない。私が言いたいのは、プロに

依頼するならお金がいる。しかしプロに頼めばそれ以上の成果があるという

ことを、多くの設計者がそのような意識をもっと明確に持ってプロとして対応

することで、一般の人々に建築家という職業を認識してもらうことに力を投入して

欲しいからである。」(p.149)

楢村先生には一度だけしかまだお目にかかっていないが、ゆっくりお話を

伺うことができるツアーが楽しみだ。こんな贅沢な体験は、ないと思う。

個人旅行ではまず、できないよね。