これまでのビジネスはたった一つの答えで動いてた。

「規模(社員数、売上高、利益額、拠点数)が大きくなれば良い」。

美術の世界でいうと、ルネッサンス時代の絵のようなもので、

たとえば肖像画なら、本人に生き写しのようにそっくりに

風景画なら、見えるそのままに

描いた絵が「たった一つの答え」で正解だった。

ところがカメラが登場した。

ある画家は写真を見て

「あかん。もうこれで絵画は終わった」

肩を落としたという。

それから絵はむしろ自由を手に入れた。

見えるものをそのまま描くのではなく

見たいもの、伝えたい動機、価値観を表現するメディアになった。

大事なのは「見えているもの」だけではなく、「底にあるもの」。

AC(After Corona)時代のビジネスは、ようやくルネッサンス後の美術に

追いついた。

たった一つの答えなんてどうでもよくて、

ビジネスやる人の数だけ答えがある。

やりたいこと、楽しいこと、まだだれもやってないこと、

JOY+WOW+LOVE and FUNなことはたった一つなんて狭い了見に

閉じ込められるもんじゃない。

ひたすら

映画『ウォーリー』を研究して、

そのトリビアを書き留めて喜んでる人がいるとしよう。

実はそれ、オレなんだけど(笑)

そこから『2001年宇宙の旅』(1968年)

『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』(1980年)

へと連想飛ばしてく・・・・。

こういう「連立方程式」こそがアートの楽しみかたであり、

こんな楽しみ方のできる人こそが

ビジネスを深く味わえるんだと思う。

今日、あるチケット屋さんでクルーズ船の価格を見て、

「いよいよたった一つの答えの時代は終わったなあ」

と思ったんだよ。

ペアで定価5,800円〜6,000円のものが

「800円」でした。千円の桁の数字が修正液で消されてた。

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