お金を人に使う、とはどういうことか。

人にお金をボンボンあげる、ということではない。

いっぱい買ってあげる、ということでもない。

愛を循環させる

ためにお金を使うのだ。

お金に限らない。

自分にとって一番大事なものがあるけど、ふだんあまり使わないから、

じゃあ、もっと役立ちそうな君が使ってくれる?

というスタンスだ。

MAIDO塾生のだーつーこと津田直樹くんが今度ジャズバーvocoを始める。

お祝いに何がいいか、JOYWOWらしいものを、と考え、

ぼくが長く愛用してきたウクレレをプレゼントすることにした。

このウクレレは15年くらい愛用していて、バリに一緒に行ったり

している。バンドの演奏でも使ったことがある。

寂しいときの慰めになってくれた。

でもいまはオフィスの書庫でぼんやりしているだけ、一人ぽっちだ。

これではウクレレ君も寂しいだろう。

BAR vocoはジャズバーだ。いつも音楽に満たされている。

ほかの楽器も常備している。

きっとvocoのほうが生活して楽しいに違いない。

ぼくは、

所有を手放す

ように心がけている。

ウクレレは、所有していない。

もちろん、ぼくが買ってずっと愛用してきたものだけど、

その瞬間、今、ウクレレが生きるように活用できる人が

楽しめばいい。

要らないものをあげる

でもないよ。

このウクレレはとーーーっても大事なもの。

大事なもの「だからこそ」、最高の環境 BAR vocoに住所を移してもらう。

これが、「愛を循環させ、お金を人に使う」一つの事例だ。

そして

「所有を手放す」は、お金について考えるとき、大事な哲学。

これについては、次回に。

(つづく)