儲かるクリエイティブ・ブランドの授業

をメールでやろうと思いついた。

以下、今日配信したSurfin’と同じ文章です。

<1>あまちゃんのブランド論

大人気NHK朝ドラ『あまちゃん』(→)は「2回見たくなる」面白さで人気だ。

NHKの紹介動画はここ(→)

なんといっても元気でいい。

テーマソングからして、元気が出る。

朝ドラは、朝の忙しい中放映されるからたいてい「ながら見」される。

ところが『あまちゃん』は

人物の表情(たとえば失恋したアキがETばりに自転車で海に飛び込むときの)とか、

セリフ(母親役のキョンキョンの『(アキは)本来取り扱い注意の子なの』)とか、

見逃せない、聞き逃せない。

『あまちゃん』をブランド論で分析してみよう。

まず、ネーミング。

「あ・ま・ち・ゃ・ん」

と5文字。

日本語ネーミングで座り良くするための「5と7の法則」がある。

ほら、俳句とか和歌とか、そうでしょ?

プラス、最後に「ん」がつくと落ち着く。

医薬品の名前のおしりがみんな「ン」になっているのもこれが理由だ。

(ex) アリナミン、パンシロン、リポビタミン、クレベリン・・・

キャッチーなコピーに恵まれている。

「じぇじぇじぇ!」

ヒロインが驚いたときに言うこのセリフ、ネットをはじめ、

流行語になっている。

ドラマ全体を包む「パッケージ」が明るい。

舞台は東北の田舎。

「田舎」を「地方都市」とやんわり言い換えたりしない。

「イナカ」とはっきり言う。

言い換えたりしても現実は変わらないことを

だれでもないそこの土地の住民たちは知っている。

第3セクターの電鉄も廃線の危機にある。

でも、とにかく明るい。

この「明るさ」がドラマの「あり方(being)」になっている。

ドラマはセリフと行動で成立するのだが、その前にあり方にしっかりした

軸がなければセリフも、しぐさも、生きてこない。

その上で、そのしっかりしたあり方の上で、

このドラマ、さすがクドカン(宮藤官九郎)、ヘンなのである。

朝ドラのヒロインといえば、「明るく、前向き、意欲的」なのだが、

「実は取り扱い注意の子」だし、母親は暖かく見守るのがこれまでの

定石なのだが、キョンキョンは娘を「ブス!」と罵倒するし、

何より自分の都合を最優先する。

そしてヒロインを囲む大人たちはみんないい人だけど、無添加ないい人ではなく、

全員、自分都合で思考する。

だからいい大人たちが揃いも揃ってヒロイン頼みのまちおこしを企画する。

子ども(高校生)頼みのお座敷列車企画であり、アイドル企画なの

のである。

このように、『あまちゃん』は従来のNHK朝ドラの定石からずれて、

明るくて、ヘン

な「あり方(being)」を座標軸にしたことで、成功が約束された。

 

ブランドはヘンでなければならない。

違いが、ブランドを生み出す。

 

ブランドは、「ヘン=違い」で、旗が立つ。

 

<2> やり方(doing) より、あり方(being)が大事

 

ここで『あまちゃん』を離れ、ブランド一般の話をしよう。

 

ブランドがもっと利益を生み出すような「とんがり」を持たせるにはどうすればいいか。

 

これまでビジネスは長く「何かをする(do something)」レベルで儲けを生み出す思考できた。

でも、真の変化、真の儲かりは、「何かをする」レベルではなく

(行動しなければならないことは理の当然であって)、

「いかなる存在であるか」という「あり方(being)」レベルでしか生まれない。

 

この6月、JOYWOWは創業8周年を迎えるにあたり、「あり方(being)」を変えようと思います。

いまは「世界にJOYとWOWを!」という「いい人のやってるNPO」的(笑)。

これはいかん!(笑)

「いい人」って、迷惑なので、ぼくは日々、「いい人になってないか?」と自問するようにしているというのに。

 

そこで、JOYWOWブランドのコア・アイデア(提供価値)を

 

「ブランド・クリエイション・ブティック」

 

とします。

 

世界一小さいブランド・クリエイション・ブティック。

 

<3> ブランドの授業有料メルマガ配信開始します

 

JOYWOW創業8周年を記念し、ブランド・クリエイションについてのワークショップを

しようと考えましたが、なにぶん、今年は予定がいっぱいで時間が取れない。

また、海外に住んでおられる人や横浜、大阪からは遠い場所(北海道とか沖縄とか)

に住んでいる人にも届けたい。

考えた結果、

メルマガ

が一番アクセスしやすい方法と「下りて」きました。

そこで、Surfin’とは別に、

「クリエイティブなブランドを創る方法についての授業」

をメール、

わかりやすいケーススタディを通して(たとえば今日のように『あまちゃん』とか)、

解説していこうと考えています。

名づけて

『週刊クリエイティブ・ブランドの授業』

月5,000円(税込)、月4本。月中から申し込んでも同額。

バックナンバーは希望した人のみ、事務局から配信します。

毎週金曜日ランダムな時間に配信されます。

6月の第一回目は7日。

以下、14日、21日、28日に配信します。

メール送り主は「JWブランドクリエイション」。

<メール配信の流れ>

JOYWOW事務局(→)

「その他」に記入してください。個人名だけで可。会社名不要です。

または

JOYWOW事務局 wow☆joywow.jp (☆を@マークに変えてね)

へメールで

「ブランドメルマガ希望」と書いて下さい。

お申し込み → 事務局が口座をご連絡 → お振込(手数料はご負担ください)

→ JOYWOW振込確認 → 毎週金曜日配信

翌月は月末週に振込依頼 → 以下、同じ手順

振り込まれなければ、配信リストからメールアドレスを削除しますので、

翌月からメルマガいらないと、という人は、単純に振り込むのをやめれば結構です。

もちろん、JOYWOW事務局にご連絡戴いても嬉しいです。

お支払いはPayPalもご利用できます。


<有料メルマガ登録者特典>

・阪本にダイレクトに質問できます。阪本が本気で答えます。

・最新の阪本書き下ろしブランド論をだれよりも早く読むことができます。

 

たくさんの登録をお待ちしています!

よろしくお願いします!

 

▼お申込みはこちらからどうぞ▼

JOYWOW事務局(→)