成り上がり成功話は何にしても楽しいものである。

エーちゃんの『成り上がり』なんて、発売された1975年に買って、

その後角川文庫化されてからも買って、読んで読んで読んで読んで

きている。

kanesuzuki

カネゴンと一緒に写っている鈴木修氏『俺は、中小企業のおやじ』

も、一種の成り上がり成功話と読めなくもない。

インドやハンガリー進出の話、GMとの提携話など、実体験ならではの

面白いエピソードにあふれている。

ただ、同じく経営者の一人として、自分の経営に役立つかというと

そうでもないのである。人は育てていないし、後継者も育てていない、

未来へのビジョンも、見えない。スズキの社員にとってさえも、読んで何が学べるか、

難しいところではないだろうか。

すべての本には読みどころがある、というのがぼくの持論なので、探した。

結果、これは成り上がり成功物語なのだ、という結論に達したのである。

さて、ここからは別の話。

絶好調で、発想が止まらない。

今年、いつになるかわからないが、カリフォルニア北部にいるポール・ホーケン

に会いに行くことにした。

翻訳ホヤホヤの『祝福された不安 Blessed Unrest』と、『ビジネスを育てる』

手渡しに行く。そして、あるプロジェクトの企画を提案しようと思っている。

ポールは若干日本語が話せるらしいし、ぼくもミリ単位で英語が話せる。

一人で行くつもりだが、何とかなるだろう。いざとなれば筆談すればいい。

また、新しい本の企画書が完成した。ジネス・パワーブック』だ。

さらに、もう一つ、新しい本を着想してしまった。

「小さな会社の儲け方」。

2001年に翻訳、日本に紹介した『スモールビジネスマネジメント』のビジネス2.0版、

日本版だ。ビジネスパワーブックがWHAT満載とすれば、こちらは徹底的にHOW

を述べよう。

今すぐにでも原稿にかかれるが、どこの出版社と組もうか。

5月には大阪のJOYWOW塾だけではなく、昨夜急遽、高知出張が決まったし、

新しい翻訳もある。

まさにJOY+WOWな毎日だ!