bathboom

 午後から博多へ移動。博多は何年ぶりだろう。

ホテルは、初めてのグランド・ハイアット。バスルームが面白いので

写真を撮っていたら人物が写っている。地縛霊かと思ったらわしでした。

明日のライブには前座ぶんぶんが駆けつけ、本の販売他雑用一式

加勢してくれるのだが今夜はぼく一人である。さびしい夕食だが仕方ない。

コンシェルジュの女性に、「晩飯」という、めっちゃ曖昧な質問をして、地図を

渡され、赤線でラインを引いてもらいながら店の紹介をしてもらった。

ぼくは営業を19年やってきている。だから地図の読み方には自信がある。

ところが、歩けどもあるけども、「下半身」方面の店が立ち並ぶゾーンから

出られない。

決してお嫌いではないし自分に自信がないのであわてて川に沿って中州の

屋台を冷やかしつつ、ホテルのあるキャナルシティへと舞い戻った。

あそこなら健全な店があるだろうとの読みである。

いまあらためて地図を見たら、しっかりと渡るべき橋を間違っている。

ホテルまん前の清流橋を渡れば良いものを、わざわざ遠回りして

南新橋を渡っている。当然、中州(1丁目)に行く。

ひょっとするとぼくは地図の読めない男だったのかもしれない。

結局、「上海」「ショウロンポウ」という文字に惹かれ、南翔饅頭店で

単品オーダーで生ビール。

支払いの時、フロアマネジャーらしい人が、

「今日は上の中華が休みなんで・・・」

と言った。意味がわからなかったのだが、エレベーターの前まで

来て、わかった。何のことはない、ここはホテル館内だったのだ。

ということは、マネジャー、ぼくが宿泊客だとどうやって見破った

のだろう。博多の街のエネルギーはとても好ましい。

明日の仕事のために、今日は早めに寝て、エネルギーチャージ

しよう。