葉山で贔屓にしている店、たとえばsweet tooth(地元でがんばるスイーツ屋さん→)

は、震災直後も普通に店を開いている。

ついさっきも行ってみた。節電で店内の照明を落としてはいるが、いつも通りの

ケーキやクッキーと、スタッフの笑顔が、迎えてくれた。

これですよ。

逆に、「震災のために、営業をお休みさせていただきます」

と、都内のショップやレストランなんかが休んでいたりする。

「あ。そんなもんなのね」

と思う。

「その程度の覚悟で、商売、やってんのね。人生、かけてないのね」

と。

そういう人って、本当は自分の商売のこと、好きじゃないんだろうなあ、と思う。

本物の商売人は、「止まると死ぬのじゃ」という発想をするものだ。

じっとなんか、していられない。

震災後、JOYWOWは参加者の安全を考え、ワークショップ2つ

(ゲンドラとfinding me)を延期したが、他は全部、いつも通りやっている。

メルマガ、コンサルティング、それに伴うミーティング、出張・・・

明日からぼくはニューヨークへ出かける。

日本脱出外国人で成田はごった返しているらしいが、そんなの、知ったことか。

いま、ぼくたちが一番やらなければならないことは、

経済を回し続けること。

止めちゃ、ダメだ。

商売人自ら止めるなんてことは、やっちゃいけないと思う。

経済を、回そう。動かそう。

*いま、ずっと気になっていた秋保温泉の主婦の店さいちに電話してみた。

2011年2月6日に行った時の写真

2011年2月6日に行った時の写真

佐藤啓二社長自らが電話に出られた。

店も、家族も、社員も、みんな無事とのこと。ほっとする。

16日に断水してしまったので、せっかくのお彼岸におはぎが出せなかった

ある商品だけでもお客様にお出しするために店は開けている。ただし、営業時間は短縮

し、今日も、ついさっき閉店した。

お米は地元農家からいいお米を戴いている。震災後も、入手できた。

水は31日まで断水の模様で、これが一番痛い。

こころから、応援しています、と、お伝えして、電話をきったのだが、佐藤社長、

さすがの商売人で、いきなりの電話にもかかわらず、逆に恐縮し感謝してくださって、

申し訳ないくらいだった。

佐藤社長、さいちの社員の皆さん、がんばってください!