通帳記帳をしばらくサボったら、ある期間の中身をすっ飛ばして

「ゴウケイキチョウ」という手抜き工事をやりやがることがある。

個人の確定申告の資料として、「中身が必要」と顧問会計士から指摘を

受け、オンラインバンキングではデータが3カ月だか6カ月だか以上は

さかのぼることができないので、店頭へ足を運ばなくてはならない。

行ったよ、行きましたよ、渋谷駅前の某銀行店舗へ。

入り口で見張ってる番台みたいなとこにいるオババが

「何の要件でしょう?」

それなら2階へって、わし、アホちゃうで。1階にはATMしかないやんけ。

だれでもわかるっちゅうねん。このあたりからすでに「銀行へのざらつき」

が始まっている。

2階エスカレーター到着場所にもずらりと春の名残を相当過ぎたおねえさまたちが

並んでいて、一斉に要件を聞く、書類を出してこれに書け、書く場所はこちらへ、と、

おいら介護老人じゃねえや。

待つこと40分。繰り返し、繰り返しかんじやしほり君や松井棒のダンナさんの

プロモーションビデオを観た。もっと気の利いた映像はないもんかね。

途中「3時だから本来は閉店だけど、居残りも許す」みたいな恩に着せた

アナウンスが流れる。あたぼうだ、どこの世界に3時で店じまいする商いが

あるってんだ。

窓口で、結局書類を3回、書き直させられた。

だんだん書くのが面倒になってきたので詳細はどこかのライブのネタに

残しておくが、一番不条理に思ったのが、ぼくの通帳が、大阪梅田支店の

発行のものだから、渋谷支店ではデータのプリントアウトができない、

後日郵送する、ということだった。お前、しばくぞ。

梅田支店だろうが、渋谷支店だろうが、同じ銀行じゃないか。

葉山であろうと、LAであろうと横浜であろうとどこにいようと

オンラインで確認できた内容が、どうしてそっちの縄張りが違うだけで

「後日郵送」になるんだい。しかも「内容証明郵便」だから本人が在宅で

受け取れ、と。そりゃ困る、職場に送るわけにはいかんのか、いかない。

いかないけれどもお客様のご要望であれば普通郵便で送ります。

ならさっさとそう言え。何だその恩着せがましい言い方は。

そもそもそっちが手抜き工事したことが原因でおれさまがわざわざ

店まで出向き、書類を三回も書き直しさせられ、40分時間を

使い・・・

銀行は一体、だれのために商売やってんのかね。

今朝の新聞の見出しでこの銀行が赤字だと出ていた。

世界的な金融不況が原因で・・・ちがうね。

顧客不興が原因なんだよ。