日曜だが相変わらず仕事三昧。バンコクのことを思うと、平和な環境で仕事だけに

集中できることは何と幸せなんだろう、と思う。

息抜きで庭を眺めることがある。書斎は二階にあるので、視界が

広いのがいい。今日はとても良い天気だから、緑が美しい。

庭の緑 目に優しい新緑です

庭の緑 目に優しい新緑です

ふと、会社員時代に行ったセミナーのことを思い出した。

いまぼくはセミナーをする側にいるが、何度かセミナーを受講した

経験がある。極めて少ない。数えられるほどだ。

その一は、某コンサルタント氏で、たしか1982(昭和57)年のことだと

思う。会社から命じられて行ったセールスをテーマにした講演だった。

大阪は、本町にある会場じゃなかったかな。

いやはやこれはつまらなかったなあ! 名前は覚えているが名誉のために

伏せておくけど、あの人、いまでもコンサルタントやっているのかな。

ある営業マンが、家庭を訪問して、玄関ドアを開けてもらい、奥さんと

話をするきっかけとしてどんな工夫をしたか。

「夏の暑い日です。アイスクリームを買いましてね、玄関先で

言うんです。『奥さんおくさん、早く出てきてくれないとアイスクリームが

溶けちゃいます!』 するとね、女ってのは がめついからね、出てくる。

これで商談を始められるってわけです」

ほとんどギャグである。しかも、「女ってのはがめついからね」なんて、いまの時代に

言ったらえらいことです。当時ですら、胸がざらついた。

こんな手法で商談がうまくいったら世話ないや、と、ほんと、何で会社はこんな

くだらない人のセミナーに行けと言うんだろう、とあきれたね。

日産で連続営業トップを続けているというモーレツ営業マンのセミナーに

も出たことがあるなあ。当時ぼくは広島だった。

「そんな秘訣まで全部開示して、大丈夫なんですか? とよく聞かれます。

ガハハハハ 大丈夫なんですこれが。だって、みんな、話は聞くけど、実行

しない」

なるほど、と思った。それからぼくは、そのセミナーで学んだことを

絶対実行することを決めた。

・・・決めただけで、やらなかったんだけど(笑)。

そうだ、中谷彰宏さんのセミナーにも行ったことがある。

これはもう独立して自分も彼のようにセミナーをやる、と照準を定めて

いた頃だから、何かテクニックを盗んでやろう、という魂胆だったね。

会場は、大阪ロイヤルホテルだった。当時の自宅の目の前。

中谷さんは手ぶらでやってきて

「さあ、今日は何の話、しましょか」

と大阪弁で切り出した。うまいな、と思ったね。カッコ良かった。

しかも話がうまい。本も面白いけど、話も面白い。

その時に聞いた話はいまでも全部覚えている。ノートとっていないのだけど、

それだけ独立を狙って、われながら真剣だったんだろう。

講演終了後、サインと握手会になって、長い行列が出来た。

ぼくは出口にいるホテルスタッフに、今日はこれで何人入っているのか

聞いた。250人とのことだ。

よしっ! ぼくもやるぞ!

3年後、独立していたぼくは同じロイヤルホテル、3,000人の前で講演した。

話し始めは、もし自分がロイヤルホテルで講演するとしたら

これで行くと3年前から決めていた。

「さあ、今日は何の話、しましょか」