人間学の研究のため、古典や先賢の書を読んでいる。

繰り返し、くりかえし。これを重読と呼んでいる。

たとえば、吉田松陰、たとえば、坂村真民、

たとえば、佐藤一斎(言志四録)。

詩人の坂村真民先生の作品に、こういうものがある。

よい本を読め

よい本を読んで己れを作れ

心に美しい火を燃やし

人生は尊かったと叫ばしめよ

また、こういう言葉もある。

いつも嵐が吹いている

それが詩人というものだ

身体から絞り出したような

人生の炎から炙り出したような

言葉を浴びていると、

「そうめん流し」のようなネット上の言葉に

なじまなくなってきてしまった。

じっくり文字と向き合い、

じっくり思考し、

一文字に賭ける。

それが好ましく思えるようになった。

といっても、ツイッターはつづけるけどね。

最後に、英国ブレア首相の言葉を。

七歳の児童たちの読書量が、将来の世界における英国の

位置そのものである。