大分駅前から、タクシーで由布院へ向かった。

運転手さんが素晴らしい人で、観光案内しながら

走ってくれる。地元愛に満ちていた。

桜の季節は・・・

夏は夏で・・・

秋には・・・

話を聞いているだけで、桜の舞、夏の緑、秋の紅

の中に身を置きたくなる。

運転手さんによると、由布院は

「川のそばがいい」

とのこと。

この一言で、由布院での滞在が違った。

「川のそばを歩くといいですよ」

駅前は、よくある「あかん観光地」そのままである。

あかん観光地の発想のどこが「あかん」かというと、

80年代なのだ。

街角からひょいと聖子ちゃんカットの女の子が

写ルンです持って顔を覗かせそうだし、

男の子は肩パッドのジャケット着てそう。

本来カタカナのところをひらがなにするのも80年代である。

その代表が

はろうきてい

であり、

同行の仲間と言っていたのは

「はろうきていとコロッケ屋ができた時点で終わりやね」

だった。

これはあちこちの観光地で起こっていることであり、客のだれもが喜んでない。

いまどきの高齢者は夏休みラスベガスでショーを楽しみ、

ロテルド比叡で食事しながら来春のパリ旅行のプランを練る。

・・・実はこれ、ぼくのいとこ(70歳)の実際の話である。

ぼくは彼女にマイケル・ジャクソンのドキュメンタリー『This is it』

の素晴らしさを教えてもらったことがある。

つまり、いまどき

高齢者も楽しめないし、ぼくら現役も、若者も、子どもも、楽しまない。

「こんなもんでしょ?」

「観光地って、こんな感じでしょ?」

という、「こんなもんでしょ企画」なのだ。

「何かしなければならない」と思って

「こんなもんでしょ? 企画」するのなら、

やらないほうがいい。

 

宮崎県小林市の秀逸な移住促進ムービーには脱帽する。

ここにあるのは

何も足さない、何も引かない、ありのままの姿だ。

そして、思わずニヤリとするオチもある。

 

 

由布院は、自然がいい。

そして、これは多くの地方や観光地が忘れている事実なのである。

ありのままで。それが最高なのだ。

このあたりの視点も、ジャーナリスト高井尚之さん(→)なら

どう読み解くのか。

11月16日のコラボレーションセミナー、とても楽しみです。

 

『ジャーナリスト高井尚之×阪本啓一コラボレーションセミナー:

国内観光の2強 「星野リゾート」 VS 「由布院」 を例に、

モノづくりとコトづくりを考える』

日時:11月16日月曜日(13時-16時)

開催場所:横浜(元町中華街駅)

参加費用はお一人様1万円(税込)、当日お支払いください。

お申し込みはFacebookイベントページで「参加」ボタンを押すか、

https://www.facebook.com/events/533351253487078/

JOYWOW事務局までメール(wow@joywow.jp)ください。

*『Branding ME 〜 自分をブランドにするワークショップ「お一人様、いらっしゃーい」』

は横浜・大阪会場ともに満員御礼となりましたので、募集を締め切ります。

定期的に開催します。次の募集はこのブログ、メルマガSurfin’、阪本公式Facebookで行います。

よろしくお願いいたします!

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