連載「あなたも講師になれる!」VOL.6
呼吸法その2、いきます。

呼吸という文字を分解すると、「呼」=息を吐く 「吸」=吸う。
つまり、先に息を吐くんですね。排出した分だけ、入ってくる。

話逸れるけど、お金もそんなような気がするよ。
使った分、入ってくる。使わなければ、入ってこない。

さて、深い呼吸のためには、しっかりした横隔膜の上下運動が必要だ。
すべての筋肉と同じく、横隔膜も鍛えれば鍛えるほど、自在に動かせる
ようになる。
呼吸法では息の出し入れをなるべくゆっくり長くするようにするのだけど、
「ゆっくり、長く」を可能にするのは横隔膜の動きだから、横隔膜を自在に
動かせるのはとても重要だ。

横隔膜が上に押し上げて、肺の中にある空気を外へ出す。
横隔膜が下がって、外気を肺の中に取り込む。
呼吸法の時は、すべて鼻で行うのがぼく流。
鼻呼吸は鼻がフィルターになってくれるので、菌を体内へ入れない
効果もある。
無意識に口を開けてしまっている人がいるが、その人は口呼吸している
可能性が高い。口呼吸は鼻のフィルターを使っていないので風邪など
ひきやすくなるんじゃないかな。フィルターも使うほど鍛えられるので、
耐菌性が高まる、そんな気がするよ。
ぼくの花粉症が治ったのは、鼻呼吸のおかげかもしれない。

では、エクササイズを。すべて鼻呼吸でやってください。
1. 鼻から息を出しきってください。できるだけゆっくり。長くながく。
2. 出しきったら、今度はゆっくり息を吸い込んでください。
3. 吸いこんだ息を風船玉のイメージにして、それをへその下、臍下丹田
にしばらく貯めこむイメージ。時間にして2秒くらい。2秒より長くてもいいです。
4. そうして貯めこんだ風船玉から少しずつ、少しずつ吐いてください。
ゆっくり、ゆーーーーーっくり。
これが1サイクル。

今日はこれを気がついたときでいいので、何回も繰り返してみてください。
自然にやっているようになるまで。
血液に新鮮な酸素が入るので、今日のように寒い日は、身体が温まってくる
効果がもありますよ。
呼吸法についてはまだつづきます。
明日は一日ミーティングなので書けないと思います。
つづきは明後日に。